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習体制、2期目スタート

「腐敗の取締り」という名目で対立勢力を潰して権力の集中を図って来た習近平は、第19回

中国共産党大会で独裁体制を完成させようとして来ました。

この目論見は半ば成功したといえますが、独裁体制を確立したとまでは言えないようです。

政治局委員・中央委員会メンバーのそれぞれ過半数を習近平派で固めたようなので、

政策運営上の不安はなく、好きなようにできる体制を築くことが出来たといえます。

また、これにより、経済や外交での失策などにより責任を問われることも無くなったと

いえるでしょう。(胡耀邦は、天安門事件の対応に関して責任を問われ解任されています)

チャイナセブンといわれる常務委員の勢力図をみても、表立って習近平体制に反対するような

メンバーはいないように思われます。

因みに、「習近平独演、3時間半「政治報告」を整理する」(福島香織氏)によると、

政治局常務委員会入りしたのは、以下の通り。

@習近平:習近平派、総書記

A李克強:共青団派、首相

B栗戦書:習近平派、全人代常務委員長(国会議長に相当)、習近平の側近だが人情家の為
  習近平に信頼されていない

C汪洋:共青団派、閑職・名誉職的な全国政治協商会議主席のポジションに就くようだ、
  共青団派の有能な政治家だが李克強とは相性が悪い

D王滬寧:無派閥、地方の行政経験がゼロの研究者肌のスピーチライター、時の政権の
  御用理論家でありその時の強き方に傾斜して生き抜くタイプ

E趙楽際:習近平派、中央規律検査委員会書記、“偉大なるイエスマン”、ごますりと出世と
  揶揄される官僚、さほど切れ者という評判もなし

F韓正:上海閥

「胡春華を政治局常務委員会に入れようとする共青団派に対して、習近平は陳敏爾も一緒に
後継者として政治局常務委員会入りさせることを北戴河会議で内定させたという。
だが、習近平としては、陳敏爾を胡春華よりも序列上位につけることにこだわった。
そうすれば、たとえ習近平の3期目任期継続の野望が阻まれたとしても、次善の策として、
陳敏爾に総書記の座をゆずり、実力も経験も不足している陳敏爾を補佐するという形で、
ケ小平のように院政を敷く道が開ける。
だが、地方の行政経験も短く、政治局委員ですらない実力不足の陳敏爾を政治局常務委員会に
入れ、なおかつ胡春華よりも序列上位につけることへの党中央の抵抗は強く、今の習近平の
権力基盤ではこの抵抗を無視することはかなわなかった。
陳敏爾が一緒であれば、陳敏爾VS胡春華が牽制しあう形になるが、さすがに習近平との
直接全面対決では、胡春華がつぶされる可能性が高い。
用心深い胡春華は、体調不良などを理由に政治局常務委入りを辞退し、習近平との全面戦争を
回避した、という。」(福島香織氏)

今の規定では5年後の習体制3期目は不可能なため、次期総書記候補2名を常務委員に入れて

競わせるの通常の方法であり、陳敏爾と胡春華が常務委員に入るはずでした。

しかし、習近平がそれを避けたということは、党規約の改正による長期政権を目指す方針で

あると考えられます。

共産党内の権力闘争は、5年後の習近平3期目の実現の是非をかけて、長期化の模様です。

今年から5年間の習体制は、有能な者が閑職に追われ、習近平による独裁を追認する体制

とも言え、習近平に誰も諫言できない非常に不安定な体制になりそうです。

中国の北朝鮮化が進むという不安が大きくなって来ました。


中国 共産党 独裁 政治局常務委員
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